SOP(Statement of Purpose)/志望動機書は
海外大学院出願の際に合否を左右する重要な書類のうちの一つです。
しかし、自身の能力や潜在力をどうアピールしていいかわからず、
SOPの作成に難しさを感じている方も少なくないかと思います。
そこで、今回はSOP/志望動機書作成後のチェック項目をご紹介いたします。
選考委員の目を引くSOPの作成に、今回の記事をぜひご活用ください。
SOP作成をまだ始められていない方は、
SOP作成方法をぜひご参照ください。
Tip1:出願する学校のサイトを細かくチェック
どんなに興味深い内容のSOP(志望動機書)を提出しても
学校側がSOP(志望動機書)を通して 、
志願者を学校に相応しくない人材であると判断する可能性もあるため、
不合格になってしまう可能性が無いとは言えません。
そのため、合格率をUPさせるには、出願する大学院やプログラムが求める学生像を把握し、それを考慮した上でSOPに反映させることが重要です。
例えば、スタンフォード大学のビジネススクールに出願する場合、
スタンフォード大学の入学要件だけでなく、 スタンフォード大学の公式サイトにて recent insightsや school newsなどのページも確認する事が重要です。
Tip2:重点を置くポイントをチェック
GREスコアやGPAは出願者の学力を客観的に判断する指標になっています。
一方で、SOP(Statement of Purpose)は主観的な要素が多く含まれる文書であり、出願者に「自分がこの学校に適した人材である理由」を考えさせ、それに対する答えを探させるのを目的としています。
出願者はこのような質問に答える上で、
自分が行ってきた活動の内、どの部分に重点を置くかをしっかりと考える必要があります。
そのためにはまず、参加したイベント、指導教授とのプロジェクト、
その他の学術面における成果など、自身の活動や業績をリストアップし、
ブレインストーミングすることが必要です。
そして、重点を置く活動や業績を選択した後に、出願した大学の基準合わせた自身のアピール方法を考え、それを基に出願する学校が求める学生像に自分を合わせる努力も必要となってきます。
また、SOPの校正や最終チェックを行うにあたり、
出願する大学の合格者のエッセイを参考にするのも役に立ちます。
Tip3:経験は具体的に記述
SOP/志望動機書で内容を効果的に伝達し、選考委員を説得するためには
“showing”と “telling” が非常に重要です。
今までの成果や経験を単純に書き出すよりかは、
その過程で起こった変化や
その変化がもたらした具体的な結果を
冒頭に提示することでより効果的に内容をアピールすることが可能です。
以下の具体例を通して、その違いを感じていただけるかと思います。
<例①>は成果のみを書き出す方式で記述してあり、
成果を客観的に伝達することができる一方で、その過程に対する説明が不足しています。
<例②>は単純に成果を書き出すのではなく、“showing” つまり過程を提示することで、<例①>に比べてより興味を引き付ける文章へと改善されました。
最後に<例③>は “showing”と “telling”をどちらも取り入れた方法で
具体的な行動とその結果を同時に提示することで
読者である選考委員の目を引くと同時に、
読者が文章を読んで成果の全体像を把握することが可能になっています。
SOPの最終チェックや校正を行うに当たって、自分の書いた文章が、
“Show first, tell second”の構造になっているか必ずチェックしましょう!
Tip4:規定に沿って作成しているかを確認
形式や内容がガイドラインに沿ったものであるかというのは
SOP(志望動機書)の作成において重要な要素の一つです。
一部の大学院ではSOP(志望動機書)の長さについて
明確な指定を設けている場合もあります。
この場合に、決められた分量を越している出願者は
不合格になってしまう恐れがあります。
また、反対に決められた分量より短すぎる場合も
選考委員に誠意が足りないと捉えられる可能性があります。
また、文章は簡潔かつ正確である必要があります。
序論、本論、結論という明確な構造によって文章が構成されているか
もう一度確認してみましょう。
最後に、文法やスペルミスなどが無いかしっかりと確認することも重要です。
このようなミスはSOPの作成時に十分な校正を行わなかったという印象を与える原因になってしまい、不合格に繋がってしまう可能性もあります。
Tip5:第三者にアドバイスを求める
完成したSOPが完璧に見えても
第三者からのフィードバックを通して、
見落としていた重要な部分を確認できる場合もあります。
例)
例①も問題無いように見えますが、
経験に対する具体的な情報が不足しています。
一方、例②では具体的な内容を適度に追加したことによって
SOPにより信頼性や具体性を持たせています。
このように、教授や周りの人にアドバイスを求めたり
重要な文書の場合には専門家の英文校正を受け、
ネイティブの校正者からフィードバックを受けるのも一つの方法です。
英文校正ワードバイスの
アドミッション文書の校正を専門とするネイティブ校正者が
海外の大学や大学院への出願に必要な文書の
文法やスペル、語彙、文体、文章構造に加えて、
文章内容、全体的な流れについてもフィードバックを提供いたします。
専門家によるSOPの校正を受けて
入学選考委員により良い印象を残し、
合格率をグンとアップさせてください!