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教授からのフィードバックにどう対応する?英語論文を磨く実践ガイド

英語論文を磨く方法


国際学会や海外ジャーナルへの投稿を目指す大学院生や若手研究者にとって、英語論文のクオリティは命綱ともいえる存在です。

 

せっかく何週間もかけて書き上げた原稿が、教授の一言で一刀両断…なんて経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

 

「この構成じゃ、投稿先の基準を満たせないね」

「主張が曖昧だし、英語表現もこなれてない」

 

そんな時、ただ落ち込むだけでは前に進めません。

この記事では、実際に「ダメ出し」を受けた後にどう立て直すか、論文改善の3ステップメソッドと、それを支える最強の校正ツールをご紹介します。

フィードバックの構造化

パズル

教授や指導教員から返ってくるフィードバックは、時にとても抽象的で、受け取った側にとっては「結局どこが悪いの?」と戸惑ってしまうことも少なくありません。

 

特に英語論文の場合、言語の壁に加え、論理的な構成や研究内容の表現方法まで多岐にわたるため、「漠然としたダメ出し」にどう対応すればいいのか分からず手が止まってしまうという声は非常によく聞きます。

 

ここで大切なのが、指摘を単に受け取るのではなく、それを構造的に整理・分類する作業です。つまり、"教授がどの観点からどのような指摘をしているのか"を、客観的に読み解く力が求められます。

 

以下のように、まずは大きく3つのカテゴリに分けてみましょう。

1.言語面の問題

これは英語論文特有の「表現レベル」の指摘に該当します。

  • 文法ミス(時制の不一致、冠詞の使い方の誤り)
  • 語法の不自然さ("make research" など非ネイティブらしい表現)
  • 冗長な言い回し、曖昧な主語や代名詞の使用
2.論理構成の問題

論文の全体的な「流れ」や「構造」に関する指摘です。

  • 序論から本論へのつながりが弱い
  • 各段落の主張が一貫しておらず、論点がぼやけている
  • 結論で新しい情報を導入してしまっている
  • 見出しと内容がずれている
3.内容の正確性・専門性に関する問題

これは、研究者としての知識・判断力が問われる部分です。

  • 主張に十分なエビデンスが示されていない
  • 引用している文献が古すぎる、あるいは信頼性に欠ける
  • 専門用語の定義が曖昧で一貫性がない
  • 仮説と結果のつながりが弱い

この種の指摘は、単なる言い換えや文法修正では対応できません。

 

自分の研究内容をより深く理解し、場合によっては仮説やデータの提示方法を再考する必要もあります。

 

このように、教授からのコメントをただ受け取るのではなく、自分なりに分類・分析していくことで、「修正すべきポイント」と「その優先順位」が明確になります。


とくに英語論文では、言語面の問題と構成・内容面の問題が複雑に絡み合っていることが多いため、問題を切り分けて整理する習慣が非常に重要です。

 

ノートやExcelを使って、指摘箇所を「分類 → 原因分析 → 修正案」まで整理しておくと、次のリライト作業がスムーズになり、結果的に修正の質も大きく向上します。

修正作業

フィードバックを分類・整理したら、次はそれをどう“行動”に移すかがカギとなります。


「教授に言われた通りに何となく直す」だけでは、同じような指摘を何度も受けてしまいがち。大切なのは、再発を防ぐための修正力改善プロセスの習慣化です。

1.問題点を具体化し、対応方針を立てる

まず取り組むべきは、「何が問題だったのか」を抽象的な言葉のまま放置せずに、具体的なアクションに落とし込む作業です。

 

例えば、教授から「この段落、主張が曖昧だよね」と言われた場合:

  • 主語が不明確?
  • 根拠となるデータが示されていない?
  • 読者の視点に立った論理展開になっていない?

 

こうした問いを自分に投げかけ、「なぜ曖昧と感じられたのか?」を言語化することで、修正の方向性が見えてきます。

 

修正前の文章と教授のコメントを並べて記録し、「原因分析 → 修正戦略」の形でメモしておくと、他の箇所にも応用が効きます。

2.AIツール+プロの目で多角的に修正

英語論文には、「表面的な文法ミス」だけでなく、「専門的な表現の不自然さ」や「論理構成の甘さ」など、さまざまなレベルの問題が複雑に混在しています。

 

それぞれに最適なアプローチを組み合わせることで、より質の高い原稿へと仕上げることが可能です。

 

  • AIツールの活用

Wordvice AIのような高度なAIライティングツールを使えば、スペル・文法・語法の誤りを即時に検出することができます。さらに、翻訳やパラフレーズ機能も搭載されているため、論文執筆の各段階で非常に役立ちます。

 

実際の活用ステップとしては、以下のような流れが効果的です:

 

日本語から英語に翻訳: 原稿を英訳し、英語論文の土台を作る

Wordvice AI翻訳ツール使用例

文法チェッカーによる修正:文法・スペル・句読点などの基本的な誤りを修正

Wordvice AI文法チェッカー使用例

パラフレーズツールで表現を洗練:より自然で学術的な語彙や文の言い回しに整える

Wordvice AIパラフレーズツール使用例

  • 専門家による校正

AIでは対応に限界がある「論文の論理構造」や「分野特有の表現」「論文全体の一貫性」は、人間のプロによる校正が不可欠です。

 

ワードバイス論文英文校正サービスでは、学術文書に特化した経験豊富なエディターが、投稿先のジャーナルの基準や対象読者に応じて、文法・スペルの基本的なチェックはもちろん、文章の流れや構成、論旨の明確さまでを含めた包括的な校正を提供しています。

 

このように、AIと専門家のハイブリッドアプローチを取り入れることで、自力では見落としがちな問題点まで確実にカバーできます。

 

論文の完成度を高め、より説得力のある英語論文を仕上げるうえで、この二段階の修正プロセスは非常に効果的です。

3.再レビューで改善の質を確認

話し合い

修正が完了したら、教授にもう一度確認してもらうのはもちろん、ゼミの仲間や研究チームのメンバーにも見せてみましょう。


三者のフィードバックをもとに、「改善の方向性が的確だったか」「伝わりやすくなっているか」を再検証します。

 

また、自分自身でも最初の原稿と修正後の原稿を並べて読み比べることで、修正前後の変化を客観的に把握できます。

 

こうした改善後の振り返りを行うことで、論文執筆における自分の弱点や癖も見えてきます。

 

フィードバック → 修正 → 再確認という3つのプロセスを一度で終わらせず、反復して回すことで“洗練された論文”に近づいていきます

 

特に、毎回の修正を単なる作業として終わらせるのではなく、「なぜそれが必要だったのか?」まで考える癖をつけていけば、自然とリライト力・英語表現力・論理構成力が身についていきます。

まとめ

教授からの指摘は、一見厳しく感じられるかもしれませんが、実は自身の成長につながる貴重な機会です。

 

フィードバックを的確に分析し、計画的に修正を重ねていくことで、論文の完成度は着実に高まります。

 

さらに、信頼できるツールや専門的なサポートをうまく活用すれば、英語論文の質を次のレベルへと引き上げることが可能です。

 

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