SOP作成の基本

こんにちは。
英文校正サービス「ワードバイス」です。
今回は、アメリカやイギリスの大学院進学に必要な
「SOP(Statement of Purpose)」を書きたいけれど、
何から始めてよいか分からないという方のために、本記事を作成しました。
SOPはStatement of Purposeの略称であり、
自分が大学院で学びたい動機や計画を整理して示す「学業計画書」のような書類です。
SOPの主な目的は、
自分が大学院生活にどれほど準備ができているかをアピールすることにあります。
一般的に、SOPでは自己紹介に加え、
自分が専攻したい研究分野に関して次の4つのポイントについて記載します。
- なぜこの研究テーマを選択したのか(研究動機)
- 大学院でそのテーマを研究するために、どのような準備を行ってきたか
- なぜその大学院で研究したいのか(志望動機)
- 大学院で得る知識を将来的にどのように活用する予定か
上記の流れに沿ってSOPを作成することで、
自身の過去・現在・未来を軸にして、
選んだ研究分野に対する関心、準備状況、志望動機、今後の目標などを、
論理的で明快なストーリーとして表現できます。
「SOPを書くのは難しい」と感じる方も心配する必要はありません。
次に紹介する「SOP作成のポイント」と「魅力的なストーリーの作り方」を参考に、
ぜひご自身のSOP作成に取り組んでみてください。

SOP作成のコツ
目指す方向性 (Things to aim)
1.具体的な記述
一般的すぎる内容ばかりを記述するのは避け、自分の主張や情熱を裏付ける具体的な例(数値や具体的な経験など)を積極的に取り入れることで、数多くのSOPに目を通す入学審査官に強い印象を与えることができます。
例)
<一般的で曖昧な文章>
I enjoy researching glacier erosion patterns and went on a couple meaningful and rewarding expeditions to study these patterns.
<具体的で魅力的な文章>
After climbing 5,895m to examine glacier erosion patterns on the south side of Mount Kilimanjaro’s crater rim, my next pursuit, scaling Mt. Everest to inspect the Khumbu Glacier, provided me with data to study the influence of debris cover and altitude on glacier surface melting.
最初の文章は、自分の興味を曖昧に述べているだけですが、2つ目の文章では、自分の情熱、経験、挑戦への積極的な姿勢が具体的に示されています。また、2つ目の例のような具体的な記述は、自身のストーリーをより説得力のあるものにし、読み手に信頼感を与えます。どちらの文章が入学審査官の目を引きやすいかは一目瞭然です。
具体的な事実や数字を用いて、あなたの経験と情熱を効果的に伝えることを心掛けましょう。
2.単語数の制限に注意
一般的にSOPの単語数は500~1,000語に設定されている場合が多いですが、各大学の規定を必ず確認し、定められた単語数の範囲内で作成するようにしましょう。
3.SOPに適した語彙の選択
略語、スラング、口語表現は避け、専門的でフォーマルな印象を与える語彙を選びましょう。また、自分の情報を単純に羅列しただけでは読み手の関心を引くことが難しいため、読み手を惹きつける魅力的なストーリー構成が重要です。
避けること(Things to avoid)
1.独創性のないストーリー
SOPには、自分だけのオリジナルストーリーを記載することが重要です。第三者が読んだとき「誰にでも当てはまる内容だ」と感じる場合は、内容や構成を見直しましょう。独自のストーリーを描くことで、他の志願者との差別化を図ることができます。
2.長すぎる文章
SOPには指定された単語数の制限がありますが、その中で自分のすべての経験を書く必要はありません。1つか2つの特に印象的で重要な出来事や経験を選び、それらを中心に簡潔で魅力的なストーリーを作りましょう。
3.専門用語の過度な使用
専門用語を過度に使うことは避けましょう。以下の例文を見ると、専門用語の過剰使用は読み手の興味を失わせる原因になることが分かります。
例) Superfluous jargon and discourse espousing polysyllabic terminology are farcical at best.
Step1: 研究動機
研究動機は4文ほどで作成しましょう。
目指す方向性(Things to aim)
- 読者の関心を引くような簡潔な文章で書き出しましょう。例えば、研究テーマに関連する個人的な体験を述べるのも良い方法です。その経験を通じて、大学院での研究に対する情熱や意欲を明確に示しましょう。
- 具体的な事実や数値を用いて、説得力を高めるようにしましょう。
避けること(Things to avoid)
単なる事実の羅列を避けましょう。
- 例)"I have always wanted to study… because A, B, C."のような一般的すぎる記述では、自分の魅力を十分に伝えられない可能性があります。
- また、文章の長さは2~4文程度が最適です。長すぎたり短すぎたりしないよう注意しましょう。
Step2: 進学への準備姿勢
1段落で簡潔にまとめましょう。
目指す方向性 (Things to aim)
- 大学院で研究に専念できることを示すために、ストーリー性を持たせましょう。ただ履歴書やCVにある内容を並べるのではなく、特に影響を受けた授業や課外活動、得たスキルなどを2~3つ取り上げ、その過程でどのように成長し大学院進学を決意したかを伝えましょう。
- 数値を含めることで、ストーリーに具体性を持たせることが重要です。
Step3: 志望校への適合性
志望校への適性は1段落でまとめるのが理想的です。
目指す方向性 (Things to aim)
- 志望先の大学やプログラムの特徴を事前に調査し、それをSOPに反映しましょう。学校のホームページや学科のサイトを確認し、特定の教授や学校独自のプログラム、イベント、授業などについて言及することが望ましいです。
- 学校のモットーやミッションを理解し、それが自分の価値観や目標とどのように関連しているかを具体的に述べましょう。
避けること(Thing to avoid)
- 教授や授業名を単に並べるだけの記述は避け、具体的にどのように自分の研究や成長に繋がるかを述べましょう。
- 学校のモットーやミッションを単純に繰り返すのではなく、それらが自身の信念とどのように関連しているかを明確に示しましょう。
Step4: 今後の計画
今後の計画は3〜4文程度で、SOPの中でも最も短く簡潔にまとめましょう。
目指す方向性(Things to aim)
- 大学院卒業後に得た知識や経験をどのように活用し、具体的にどのような目標を持って次のステップへ進むのかを明確に記述しましょう。
避けること(Thigs to avoid)
- 今後の計画を省略するのは避けましょう。具体的な目標がまだ決まっていなくても、SOPの最後には将来のビジョンや意欲を具体的に示すことが重要です。
いかがでしたでしょうか?
SOPを作成した後には、フィードバックを受けることも非常に重要です。
教授やメンターからのアドバイスに加えて、
専門家による的確なフィードバックを受けることができ、
さらに完成度の高いSOPに仕上げることができます。
ワードバイスでは、平均8年以上の校正経験を持つ
アドミッション文書専門のエディターが、お客様のSOPを丁寧に校正いたします。
サービスの詳細については、ワードバイス公式ホームページをご覧ください。
