APAスタイルでの英語論文執筆・参考文献リスト作成
こんにちは!英文校正ワードバイスです。
特に社会学や看護学等の分野では、卒業論文や投稿論文のスタイルガイドとしてAPAスタイルが指定される場合が多いのではないでしょうか?
WORDVICEリソースの中でもAPAでの引用表記方法、参考文献リストの作成方法に関する記事は非常に閲覧数が多く、APAスタイルガイドに関する日本語の情報を求める方の多さを感じています。
APAスタイルとは?
APAとは「American Psychological Association」つまりアメリカ心理学会のことを指します。従って、一般にAPAスタイル・APAフォーマットと言うときには、アメリカ心理学会が定めている学術論文のスタイルガイドのことを指します。
APAスタイルの特徴
APAスタイルの特徴として代表的なものとして、
- 書誌情報の表記は「(著者, 出版年度)」「著者(出版年度)」方式
- 著者名は「ラストネーム, ファーストネームイニシャル」表記
- 基本的に文末脚注を使用しない
などがあります。また、書誌情報の表記方法は資料のタイプ(ジャーナル論文、新聞記事、ネット記事、雑誌など)や資料の著者数によっても表記方法が異なるため、十分に注意しなければなりません。
APAスタイルでの文中引用
論文の本文中で外部資料の概念・記述を引用することを文中引用と言います。文中引用には記述をまるごとコピー・ペーストする「直接引用」と、資料の概念や記述を自分の言葉で言い換えて表現する「間接引用」の二つの方法があります。
それぞれの場合の書誌情報表記方法を以下の記事で確認してみましょう。
APAスタイルでの参考文献リスト作成
参考文献リストには、論文中で直接・間接的に引用した資料すべてをリストアップします。ただし、論文執筆にあたって参考のために閲覧した資料であっても、論文中でその記述や概念を直接・間接的に引用していない場合には、参考文献リストには含めませんので注意しましょう。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
引用文献の著者が複数の場合…et al.とは?
APAスタイルでは、文献の著者が一定数以上である場合、et al.という記述により著者の一部を省略する方法を採用しています。ただし、これは文中引用の場合・参考文献リストの場合、一度目の引用の場合・二度目以降の引用の場合など、様々な状況によってet al.を使用できる場面とそうでない場面があるため注意が必要です。
以下の記事で資料の著者名表記のルールを確認しましょう。