こんにちは!英文校正ワードバイスです。
本日は前回に引き続き、ジャーナル投稿の際のカバーレター作成法についての記事をお送りいたします。ジャーナルカバーレターは自分の論文をアピールするためのPR手段と言えます。そのため、カバーレターを通して査読者の興味をそそることが重要になります。
文章の締めくくり
最後の文章は、エディターの審査に対し感謝の意を述べながらまとめましょう。例えば、“Thank you for your consideration of our manuscript. We look forward to hearing from you” などの表現が適切です。一般的にこの場面に適した文末の挨拶は“Sincerely”です。その下に氏名、サイン、所属機関や住所および連絡先を記載しましょう。
下の例をご参考ください。
...
本文
...
Sincerely,
First and last name and degree (PhD, JD, MD, and so on)
Title (e.g., Professor, Research Scientist) and Department
University or Institution name
University or Institution address
Phone number
E-mail Address
ジャーナルカバーレター作成上の注意
エディターがカバーレターから得ようとする情報は、研究者がジャーナルのメインテーマについて理解しているか、また、投稿しようとする論文がジャーナルのカバーする範囲とその読者に適したものか、という点です。自分の論文がそのジャーナルに掲載されている他の研究をどのように補完できるかについて言及することは、掲載にあたって重要なポイントとなります。この部分をおろそかにすると、エディターから論文がインパクト・重要性に欠けていると判断されやすくなってしまいます。
- カバーレターはとにかく簡潔に作成すること。日々何百通ものカバーレターに目を通すエディターにとって、冗長な文章は逆効果。
- その研究の重要性、新鮮で興味深い点についての説明に重点を置き、しっかりと強調する。
- 論文全体の結論に重要な影響を及ぼさない数値データや詳細すぎる結果は、カバーレターに書かない。
- 「著者のためのガイドライン」をよく読んでカバーレターの形式や内容について確認し、修正すること。
- 投稿しようとする研究が、既に掲載されている自身の研究または他人の研究に関連したものである場合は、そのことを明記し、カバーレターにも引用を記載する。
- カバーレターでケアレスミスが目につくような場合、当然本体である論文に対するイメージも悪化する。必ずネイティブチェックや第三者からのレビューを受け、ミスのないようにする。
下にジャーナルカバーレターのサンプルを掲載しています。ご参考ください。
カバーレターサンプル
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