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ターゲットジャーナルを選ぶためのポイント8つ(後編)

こんにちは。英文校正ワードバイスです!

本日は「ターゲットジャーナルを選ぶためのポイント(後編)」についての記事です。

ぜひ参考にしてみてくださいね!


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ターゲットジャーナルの審査・掲載方式、掲載までのプロセスを確認

5. 論文掲載までのプロセスを調べる

出版までのプロセスの重要な確認事項の一つです。チェックリストを作ってそれに自分の投稿しようとする論文が適応できるか考えてみましょう。具体的には以下のような事項です。

  • 査読方式(オープン・ブラインド…)
  • 審査において最も重要視される事柄
  • 査読では研究の重要性の他に技術的側面についてもレビューされるか
  • 審査に要する時間(おおむね2週間~数か月、それだけの期間待つことができるか)

 

6. ジャーナルの出版方法(公開範囲)を調べる

論文がどのような形で掲載されるのかということも非常に重要です。投稿費用や影響力など様々な要素を考えあわせながら、オープンアクセス・クローズドアクセスのどちらが有利なのか検討する必要があります。

7. ジャーナル選びのツールを使用する

最終決定までツールだけに頼ってしまうのはもちろん危険ですが、ターゲットを絞り込む段階ではジャーナル選定ツールを使用してみるのも便利です。Elsevier Journal FinderJournal/Author Name Estimator (JANE)Springer Journal Suggester のようなツールが一般的です。また、オープンアクセスを希望する場合は、別途のオプションとしてジャーナルごとに規定している場合がほとんどなので気を付けましょう。

 

8. ターゲットジャーナルの投稿規定に合わせて論文を書く

ターゲットジャーナルに合わせて既に書きあがった論文に修正を加える場合、見逃してしまう部分が発生しやすいのは事実です。これを防ぐためには、論文執筆の早い段階でターゲットジャーナルを決めておき、初めからそれに合わせて論文を執筆する方が良いでしょう。この場合、フォーマット面だけでなくジャーナルの目的やテーマも意識し、構成の段階から論文をジャーナルの正確に合わせて書き進めていくのが重要です。一つの実験や発見事項を扱う論文であっても、どのような面に重点を置いて構成していくかによって、内容は読者が受ける印象は変わります。

例えば、実用への適用性を重視するジャーナルにその分野でまだ一般的に認知されていない手法や理論を紹介する場合には、実用にどのように適用できるのか、具体的かつ丁寧に説明することが必要です。

 

ターゲット読者を常に意識すること

前述したように、読者がいて成り立つジャーナルである以上、論文を投稿する上でもその読者像を常に意識して論文を執筆・投稿することが重要です。読者が論文を読んだときに、どのような点に興味を感じるか、どのような点を自分の研究に活かすことができると考えるか想像してみましょう。読者像を具体的に想定するのも重要ですが、いつの間にか執筆者にしか理解できない不親切な内容になっていないか注意しなければなりません。研究に初めて接する読者でも理解できるように順序立てて執筆します。

 

Elsevierによるジャーナル選びのコツ

  • “invitation”型のジャーナルではないか確認すること
    一部のジャーナルでは「招待」を送った著者の論文のみを受け付けるため
  • 同時に投稿できるのは1つのジャーナルのみであることに注意すること
  • ジャーナルについてよく調べ、レビュー方法や掲載までのスケジュールを把握すること

 

参考資料&役立つツール

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