研究者にとって、ジャーナルへの投稿は研究成果の承認を得て、
学術的なキャリアを発展させるために非常に重要な過程です。
しかし、競争の激しさや厳しい審査過程によって、
多くの論文が一度はリジェクトを経験しています。
では、受理率を上げるためにはどうすればよいのでしょうか？
受理率を向上させるためには、徹底した準備と完璧な校正が欠かせません。
今回は、ジャーナル投稿成功に向けた英文校正の3つのコツをご紹介します。
1. 研究テーマの適当性を確認
Elsevier Connectが行った調査によると、
ジャーナルの編集者は、重要課題に対する洞察力を提供し、
意思決定者にとって有用な論文を好むといいます。
これは、必ずしもパラダイムに挑戦したり、
新しい理論を紹介する画期的な研究を指しているわけではありません。
編集者は、研究結果の実用性を重視しているため、
その点を念頭に置いて論文を執筆することが重要です。
以下のチェックリストを基に、自身の研究テーマの適当性を確認してみてください。
もし、テーマが不適切であると判断した場合は、
既存の研究を基にリサーチクエスチョンを再整理することをお勧めします。
【Tip】
１．研究テーマと関連した重要かつ未解決の課題を探してみましょう。
２．研究範囲を広げたり、狭めたりすることも方法の1つです。
2.ジャーナルのガイドラインを遵守
ジャーナルが要求する規定に沿って作成されていない論文は、
審査過程で即座にリジェクトされてしまいます。
せっかく努力して作成した論文が、第一段階で除外されないよう、
ジャーナルのガイドラインは必ず遵守しましょう。
投稿するジャーナルを決めたら、ジャーナルのウェブサイトにアクセスし、
‘Author Guidelins’ または ‘Submission Guidlines’のセクションを確認しましょう。
このセクションには論文の構造、形式、スタイル、
参考文献の形式などが記載されています。
以下のジャーナルガイドラインチェックリストを基に、
フォーマットの確認を行いましょう。
【Tip】
ネイティブ校正者によるフォーマットのチェックを受けることで、
ジャーナルガイドラインの見落としやすい細かい部分も確認できます。
3. 論文の完成度を高める
論文の完成度を高めることは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、
実際には多くの論文が完成度の不足を理由にリジェクトされているため、
非常に重要なポイントです。
では、具体的にどのようにして論文の完成度を高めることができるのでしょうか？
まず、論文が自身の研究分野における
最新の情報を根拠に作成されていることを示す必要があります。
これにより、研究の妥当性や信頼性が向上し、最新の知見に基づいていることから、
研究が学術的トレンドに適合している点をアピールできます。
次に、欠陥のある研究方法を使用していないかを確認しましょう。
研究方法が一般的でない場合は、
第三者が再現できるように自身の方法論を説明する必要があります。
最後に、結論がデータに基づいているかどうかを確認しましょう。
データに基づいた結論は、読者に対する説得力を増すため、非常に重要です。
いかがでしたか？
自分で論文を完璧に校正できれば理想的ですが、
自分の書いた文章に対しては客観性を欠いてしまいがちです。
また、専門用語や学術的表現を正確に使うのは難しいため、
英文校正はネイティブ校正者の力を借りることをおすすめします。
ワードバイスの学術文書専門の校正者は、単に英文法を校正するだけでなく、
論文の内容を理解しながら文章の構造や論理を改善し、
専門知識に基づいて専門用語の校正を行います。
さらに、ジャーナルのガイドラインに合わせて細部まで確認し、
フォーマットの調節も行いますので、
ぜひワードバイスの英文校正サービスをお試しください！
