海外大学・大学院入試向けCV作成のコツを教えます!②
こんにちは。英文校正ワードバイスです!
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今週の記事は、先週に引き続き、「海外大学・大学院入試向けCV作成のコツを教えます!」をお届けします!今回は、記入必須項目とCV作成上のポイントについて、各セッションに分けてお届け。
Personal Details(個人情報)
氏名、住所、連絡先、電子メールアドレスを記入してください。最初のページの上部、ページの中央、または左揃えにします。
- できるだけ大きなフォントサイズを使用し、太字でこの情報を目立たせるようにしてください
Education(学歴について)
これは在籍した機関のリストです。 直近の短期大学や大学から書き始め、高等学校教育まで記載します。学位の種類、専攻名、および受講した年月を記入してください。
- 学位論文等を執筆した場合は、タイトルとその顧問アドバイザーについても記入します
- ラテン語の栄誉名称や敬称がある場合は、ここに記載します。
例:「magna cum laude」「summa cum laude」等 - GPAやテストスコアは成績表の中に記してあるため、含める必要はありません。
Teaching Experience(指導経験について)
初めて大学院へ応募者される方のほとんどは、指導経験はありませんが、教授の助手などの体験がある場合にはここに記載します。
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箇条書きで関連スキルと役割について記載します
Research Experience(研究経験について)
教育経験と同様に、初めての大学院の応募者にとっては、研究経験はあまりないかもしれません。 アシスタント経験、実習経験、またはその他、関連する研究経験があれば、ここに挙げてください。
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所属機関、役職や役割、監督者の名前、研究の期間を記入してください。
Honors and Awards(受賞経歴等)
受賞経歴のある場合は、受賞名、授与機関、および授与された年月を列記してください。これらは大学の奨学金からアシスタントやフェローシップの指導、卒業生の栄誉GPAを取得するための判断材料に含まれる可能があります。
- 重要度の順に並べて記載し、必ずしも時系列に並べる必要はありません。
- 例えば、「栄誉賞」または「学部長賞」など賞品を1つだけ受け取った場合は、教育関連の箇所に記載してもいいです。
Grants Awarded( 奨学金)
奨学金の名称、および授与機関名、助成金の金額、および授与された年月を記載ます。
Technical Competencies(技術的な専門スキル)
学術研究はデータベースの構築とデータ分析に大きく依存するため、統計とコンピュータモデリングおよび分析プログラムの関連経験があれば、そこは大きなアピールポイントになります。
- 履修または取得した技術的スキルについて、得意とするコンピューター技術、また経験したことのあるデータ分析のテクニックなどを列挙してください。
Academic and Professional Experience(学術研究および就業経験)
スキルと資格をアピールすることのできる仕事上のポジションがあれば尚可。
インターンシップやアドミンとしての仕事経験も含まれます。1つのカテゴリに複数の要素を含める場合は、関連性の高いカテゴリを選択してください。
(例:「リサーチ」、「ティーチング」、「管理」)を優先して記載していきます。就業歴として記載する場合には、年齢や職務経験にもよりますが、概ね4年から5年後の職務経験がある場合に記載します。
- 雇用先の名称、場所、そして雇用期間を記します。
- この項目の下にあなたの職務と役割を簡単に説明してください。アドミッションのCVでは、 プロフェッショナルな経験は求められないので、1行か2行程度で収まる程度がよいでしょう。
Publications(出版リスト)
大学院の在学期間中、または卒業後に学術論文を執筆し出版することもあるでしょう。作品を発表した場合は、ジャーナルの記事、レポートなど様々なセクションに分けます。 出願者本人の名前での正式な出版クレジットがない場合は、新聞、雑誌、ブログ、ニュースレターなどの学術雑誌での投稿を引用することもできます。これにより、ライターとしてのスキルがあることをアピールすることができます。
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あなたの研究分野に適した書式で各作品の書誌引用を使用してください。
- テキストの刊行物を公式に執筆していない、または共同執筆していない場合は、援助した研究や、あなたの学問分野または学問レベルに関連した事項を書きましょう。
Conference Presentations( 学会のプレゼンテーション)
大学院のキャリア期間に入るまでは、学会への参加やプレゼンテーションの経験はほとんどないかもしれまんせん。もしこの経験がある場合は、プレゼンターとしてまたはビジュアルワーク(ポスターやスライドなど)に関わったことなどを、参加したプレゼンテーションについて記載してもいいでしょう。
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プレゼンテーションのタイトル、学会名またはイベントの名前、場所、および年月も記載しましょう。
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プレゼンテーションの内容を簡単に説明します。
- Tip: 学会等カンファレンスの引用の書き方については、あなたの研究分野に適した書式で記載してください。
Academic and Professional Membership(アカデミック会員)
学術団体との提携やアカデミックメンバーシップとしての登録状況についても記載しましょう。学外での専門的団体に所属することや関係者との様々なネットワークを意欲的に築くことは大変重要なことだと入試審査委員会は判断します。
- 所属団体の名称、会員登録の日付、ポジションや役割について記載しましょう。
Research and Teaching Interests(関連性のある経歴)
学術団体との提携やアカデミックメンバーシップとしての登録状況についても記載しましょう。学外での専門的団体に所属することや関係者との様々なネットワークを意欲的に築くことは大変重要なことだと入試審査委員会は判断します。過去に取り組んだ研究、または現在取り組んでいる研究や教育に加えて、大学院入学後にどんな研究や指導を受けたいということを記してもよいでしょう。また、研究の課題や内容についてより具体的に挙げ、TAとして教えたことのあり興味深かった研究分野を挙げるのもよいでしょう。大学院レベルのワークがこなせるというアピールに繋がります。
Community Service, Volunteer Work, and Extra‐Curricular Activities社会貢献、ボランティア活動、その他課外活動について
リーダーシップや組織運営能力を向上させるために行ったボランティア活動等は大学院入学後も大いにプラス評価をされます。
- これらの課外活動や例えば大学病院でのボランティア活動などで、どうような役割を果たしてきたかということ、また期間についても記します。
Additional Relevant Skills and Languages追加スキルや言語能力について
これまでに取得した経験や資格も書く必要があります。どんな言語が得意なのか、そのレベルについても記載しましょう。
References推薦者
アカデミック向けのCVでは、この部分は最後に記載します。あなたの能力や研究に対する姿勢をしっかり理解し、評価してくれる教授または推薦人、3人~5人の氏名や連絡先を書きましょう。
- 推薦者の氏名、専門分野、役職、電話番号とeメールアドレスを書きましょう。 特にアルファベット順に書く必要はありません。関連性のある順番に記載するとよいでしょう。
大学・大学院向けのCVのための形式上の注意点
CVの内容がどれだけ魅力的なものであっても、内容がきちんと整理、構成されていることがとても重要です。どんなにその分野での経験や能力があったとしても、入試審査委員会が読みやすいと感じるものでなければはじかれてしまうことがあります。
以下にあげるフォーマットやまとめ方について、注意しながらCVを作成するようにしましょう。
- インデント、フォントとテキストのサイズ、間隔、文法などの書式設定は、ドキュメント内で統一しましょう。
- 強調したい内容については、フォントを太字、斜体、下線、大文字等に設定しインパクトを与えます。
- それぞれの経験を記載する場所では、下から時系列順になるようにします
- 左側に内容詳細を記載し、右側にその期間や年月を記載します
- 各ページにページ番号を入力し、氏名をヘッダーまたはフッターとして指定します。
CVやResumeが完成しても見直しや編集を繰り返す
CVを作成し終えたら、文章の言い回しが適確、または正確であること、また構成に問題がなくスペルにミスがないことなど必ず確認しましょう。一般的には、大学院に提出する前、最低でも3、4回は書き直しをし、最終的には完璧なCVを提出します。
より納得できる完璧なCVを仕上げるために、経験豊富でプロフェッショナルな校正を利用しアドバイスを受けるということをお勧めします。
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研究計画書各項目ごとの紹介&攻略方法
大学院生や学術研究家たちが執筆した研究計画書は、通常、ほぼどれも同じフォーマットを利用してます。題目(ヘディング)に続き、研究目的の記述、研究の範囲と規模の記述、そして科学文献への貢献に値する重要性についての議論の各項目です。修士号や博士号の学位論文のプロジェクトが受諾されるには、研究計画書の書き方の熟知が非常に重要なのです。
研究計画書の項目は、奨学金、博士号学位論文、協議書類、専門的研究などによって異なりますが、その一方で非常に相似した項目もあります。ここでは、研究計画書の項目の中でも、特に頻繁に目にする項目を取り上げ、その目的を説明し、研究計画書の定形書式サンプルをご覧いただきます。
研究計画書にはどんな項目があるでしょうか?
研究計画書の各項目を見てみましょう。
- 研究テーマ(タイトル)
- 研究の概要
- 研究の目的
- 研究の背景
- 研究の課題
- 専門用語と術語の定義
- 研究方法
- 研究の問題点と限界
- 必要な資源と予算
- 倫理的配慮
- 時間割提案
- 参考文献
- 付録
研究計画書における各項目の目的とは?
上記の研究計画書の項目と題目が、校正後に出版された学術ジャーナルの記事によく似ている事は、博士・修士課程の新入生で、最近査読された学術ジャーナルを読み始めた学生であれば認識できるでしょう。
でも、研究計画書の各項目の目的は、学術ジャーナルの記事とは非常に異なるのです。
研究テーマ(タイトル)
https://www.youtube.com/watch?v=Fl1q-I3bE0c
目的: 手短に、少数の単語を用いて、何に関する研究であるかを説明する。
何をすべきか: 研究計画書には簡潔で的確な表題を付けましょう。研究指導教員の名前(所属部署名)も記入します。
注釈: 通常、研究計画書の項目のタイトルは標準化もしくは既に指定されている事が多く、大学や研究機関名等の基礎管理情報も表記します。項目のタイトルは、読む側に研究の目的と本質を、短く簡潔に伝える必要があります。
関連記事: 研究原稿の最適なタイトルの選び方
概要
目的: 研究の外観を示すもの。ここでの概観は、計画書の後の項目で詳細を発展。
何をすべきか: ここでは研究の簡潔な概観を記載します。研究計画書の目標を含め、取り扱う研究課題を明記して下さい。また、立証したい仮説の説明も忘れずに。
注釈: 良く書けている概観というのは、出願者が解決したい問題点に重点をおいて、その問題点に対する解決策を明記し、研究の目標と企てを明示します。更に、出願者の資格や予算も記述するべきです。
効果的な研究序論セクションの書き方に関するウェビナーをご参照下さい。
研究の総合目的
目的: 研究の全体的目標を明確、簡潔に表記。
何をすべきか: 科学的な専門知識を持っていて、しかも、あなたが行う研究課題を知らされていない人に問題点の概要を伝えましょう。
注釈: 研究計画書の目的は、過程指向ではなく結果指向を目標とするべきです。例えば、結果指向であれば「Xに関与する酵素を測定するには」となりますが、過程指向であれば「Y遺伝子を発現する蛋白電気流動の実験をマイスに行う」となります。計画書には最低3つの目的を明記するべきです。
研究背景の文献レビュー
目的: 提案研究の目標と、関連分野で既に実証されている研究との関係の論証。
何をすべきか: 文献を選んで、それらを批評的に分析しましょう。他の研究者たちが行った研究内容を説明して、教授や上司に、いかに先行研究を重視して、文献を進展させるかを明確に理解して貰う必要があります。
注釈: 研究目的と重要性を支える効果的な方法の一つに、文献内での大きな相違、研究分野での論議、最近の研究のトレンドを指摘する事です。そうすることで、あなたの論文や研究が一般的な科学知識の貢献に繋がるかを理解させることが出来るのです。この項目の執筆を始める前に、文献レビューの書き方をご覧ください。
研究課題(質問)と過程
目的: どのような研究で偽りを立証するのかを明記。
何をすべきか: 従属変数と独立変数をはっきりと識別して、読む側にそれを理解して貰う事が重要です。首尾一貫した専門用語を使うように努力しましょう。出来る限り同じ専門術語を使用するべきです。
注釈: 研究課題は、質問形式で二つ以上の変数の関連性を表現します。一方、仮定とは二つ以上の変数の関連性を平叙文として表現します。科学論文において、力強い序説項目を書く為には、研究課題をどこに位置付けるかを知っている事が重要です。
専門用語の定義
目的: 研究の中で使用される専門用語を定義付ける。
何をすべきか: 研究計画書の全ての項目で用いる専門用語と術語を徹底的に揃えます。他分野の科学者たちでも理解出来るように、略語を明確に定義しましょう。
注釈: 分野が違うと、同じものを表現するにしても、異なる専門用語を用いる事が多々あります。更に、言語の一貫性を考慮する事も重要です。有機化学においては、成分の呼び名は国際基準に基づいていますが、一般名は酢酸に対してエタン酸というように今でも常用されています。
研究方法
目的: 研究計画書の手順を細かく分ける。
何をすべきか: 計画書の前記で記述した、読む側が理解できる専門用語を用いて、如何に研究目標を達成するかの手段をここで説明します。アプローチ、企て、手段を説明します。
注釈: 研究計画書は、あなたの研究を、同分野の他の研究者たちに、広範囲にわたって説明するものです。この項目は研究計画書の中でも非常に重要な部分で、批評家たちが一番重視する項目です。再現出来る研究方法を説明する事は、博士号論文や修士号論文のアドバイザーや委員会に研究方法を説明する上で非常に重要です。
研究の問題点と限界
目的: 研究の限界、起こりうる問題点や妨げ、研究課題に対する回答や解決策を明記する。
何をすべきか: 批評家たちから攻撃される前に、自ら徹底的に批判を回避しましょう。限界や矛盾は、研究の完成を遅らせたり研究範囲を狭めたりはするものの、研究の重要度を下げる事はないと説明するべきです。
注釈: いかなる研究計画書や科学的学術研究にも、範囲や遂行状況に限界があります。時には、それは重要な過程で発生する問題点であったり、容易に入手出来ない材料であったりします。限界を記述する事で、いかにあなたが承認する価値があり、熟達した経験豊富な研究家であるかを表すのです。
関連記事: 研究の限界や代案の提示方法
必要な資源と予算
目的: 研究に必要な資源をリストにして、研究の完成に影響を及ぼし得る予算やタイムラインを明記。
何をすべきか: 自分が実業家であると想像してみて下さい。自分の企業や大学が利用できる資源(リソース)を考慮して、同時に、更に必要な資源は何かを細かく書き出します。資源とは、研究材料であったり、機械や実験装置やコンピューターであったりします。資源は人材でもあります。人材は専門知識を研究課程や他の種類の共同研究に生かすことが出来るのです。
注釈: この項目で、資金調達機関や学術委員会が、何故あなたの大学、実験チーム、もしくはあなた自身に資金を調達するべきかの理由を強調します。
倫理的配慮
目的: 研究参加者たちは、研究の全体的な性質と目的についての説明を受けている旨と、説明済の同意書の入手方法を明記。
何をすべきか: 学術機関、博士課程のアドバイザー、実験同僚に相談しましょう。この部分は法律問題が絡んでくるので、ごまかしたり軽く考えないようにしましょう。
注釈: 多くの場合、これらの免責事項は、研究機関や大学で、利用可能な定番テンプレートが用意されています。許可を取って、所属機関の法律専門家に見て貰って下さい。
時間割提案
目的: 研究の計画、完成、立証、報告にタイムラインを組み込む。
何をすべきか: この項目は企画運営式にアプローチしましょう。計画的に、研究の各過程にどの程度の時間を要するかタイムラインを設定します。進行状況の障害を見極めて明記しましょう。
注釈: 時間管理の知識は、研究経験を積み重ねないと身につきません。教授や同僚に、特定の過程の所要時間を問い合わせましょう。
参照文献
目的: 書誌と参考文献の表示。
何をすべきか: 一瞬のうちに、希望の文献フォーマットにまとめられる文献ジェネレーターを利用しましょう。参照文献への記載は、その都度行いましょう。最後に回すと忘れてしまいます。
注釈: 文献フォーマットは研究分野によって異なりますが、一貫性が重視されます。どのフォーマットを利用するにしても、文書の最初から最後まで、注意深く同フォーマットに従う事が大切です。
関連記事: 研究計画書には幾つの文献を入れるべきか
付録
目的: 追加する材料や情報を記載
何をすべきか: 推薦状や共同研究状、電子関連記事が無い場合は再版文書を追加します。更にデータ表、調査票、アンケート、データ取得方法、臨床プロトコール、同意書書類等も追加すると良いでしょう。
注釈: 多くの執筆者たちは、研究計画書に、関連した支援書類を添付します。ここで覚えておくべき事は、必ずしも関連書類が多ければ良いという訳ではありません。研究計画書を長くする為ではなく、増強する為の情報の添付が重要です。
結論
あなたの研究が、学術研究(博士/修士卒業論文)もしくは専門的な研究(政府に提出するコンペや民間の出資)であっても、研究計画書の各項目をどのようにまとめるかが、審査員が先ず評価するところです。主な項目のヘッディングだけにざっと目を通す学術批評家も多数います。ヘッディングを書き忘れたり、表現がぎくしゃくしていたりすると、即座に批評家に悪い印象を与えてしまいます。
ですから、ワードバイスの文献ジェネレーターや研究計画書チェックリストのリソースを是非ご利用下さい。プロの学術編集、校正サービスに関しても、ワードバイスに是非お問合せ下さい。