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英語レジュメの書き方完全ガイド

英文レジュメ書き方

こんにちは。

英文履歴書の翻訳・校正サービス「ワードバイス」です。

 

今回は、海外留学や海外就職の際に必要になる

英文のレジュメの構成要素について紹介します。

レジュメ(Resume)とは?

レジュメ(履歴書)とは、就職活動や大学出願の際に、

自身の経験、資格、スキルを簡潔に整理し、要約した書類です。

 

履歴書の役割自体は日本語でも英語でも変わりませんが、

記載する内容の種類やフォーマットは、日本と海外で異なります。

 

そこで今回は、英文履歴書の構成や書き方のポイントに加え、

各項目にどのような内容を記載すべきかを詳しくチェックしていきましょう。

英文レジュメの構成

  • 基本情報(Heading)
  • 目的(Objective)
  • 学歴(Education)
  • 経験(Experience)
  • 追加情報(Other Sections)
1)基本情報(Heading)

まず、一番最初の部分には

現住所、電話番号、Eメールアドレスやウェブサイト(ある場合)を記入します。

 

【注意】

英文レジュメでは、生年月日・性別・婚姻状況(既婚/未婚)

国籍・写真を記載しません。

 

これらの情報は、意図せずとも差別につながる可能性があるため、

特別に求められない限り履歴書に含めないようにしましょう。

 

基本情報の記載形式にはいくつかのパターンがありますが、

必要な情報を適切にまとめ、注意事項を必ず守ることが重要です。

2)目的(Objective)

「目的」には、自分の希望するポジションを簡潔に記入します。

 

具体的なポジション、希望する職種に関して所持しているスキル、

希望する分野を記入してもいいでしょう。

 

例)

Seeking a position as a business analyst

Seeking a position as an chemical engineer in research and design

A summer internship preparing in the logistics industry

3)教育(Education)

次に記載すべき項目は、これまでに受けた教育歴です。

ここでは、以下の情報を記載します。

  • 学校名と所在地
  • 取得した学位(学士、修士、博士 など)
  • 卒業(予定)日
  • 職種と関連する授業の名前(3~5つ)
  • 副専攻(ある場合)
  • 参加した短期プログラム
  • 取得した証明書や資格
  • 語学研修の参加経歴
  • GPA(選択事項)
  • 高校の学歴(選択事項)

 

学歴の記載順は最新のものから並べ、

特に応募する職種や分野に関連する情報を強調すると効果的です。

4.経験(Experience)

ここでは、会社での勤務経験をはじめ、インターンシップ

ボランティア、クラブ・サークル活動でのリーダー経験やチームワーク経験、

学術研究に関する経験を記載します。

 

記載すべき内容

  • タイトル(役職名)
  • 所属していた団体名と所在地
  • 勤務期間/参加した期間(日付)
  • 担当した業務・活動内容(Action Verbs を使用して簡潔に描写)
  • 証明できる成果(具体的な実績があると効果的)

 

注意点

  1. 直近5年以内の経験を優先し、最新のものから順に記載する。
  2. Action Verbsを活用して、主体的に取り組んだことをアピールする。

※Action Verbsを意識的に使用することで、業務や活動の影響力を強調し、より魅力的なレジュメに仕上げることができます。

 

Action Verbの例

Arbitrated, Controlled, Explained, Managed, Achieved, Created, Focused, Negotiated, Advanced, Decreased, Identified, Promoted, Advised, Defined, Improved, Processed, Analyzed, Designed, Initiated, Reduced, Authored, Developed, Innovated, Researched, Coached, Directed, Interpreted, Supervised, Conducted, Established, Led, Taught など

追加の情報(Other Sections)

このセクションでは、所持しているスキル、趣味、

発表した論文や出版物などを記載します。

記載できる内容の例

  • スキル(コンピューター関連の資格、プログラミング言語、データ分析、デザインツールなど)
  • 外国語能力(TOEFL、IELTS、DELFなどの語学試験のスコア、言語の習熟度)
  • 学術研究・出版歴(発表した論文、執筆した本、寄稿記事など)
  • 趣味・興味(特に職務や学業と関連するものが望ましい)
  • 旅行経験(趣味として旅行を挙げる場合、訪れた国や地域を記載可能)

このセクションは、応募先の職種や業界に関連する内容を選び、

履歴書全体の補足情報として活用すると効果的です。

英語レジュメ完成前のチェックリスト!

  • 内容が簡潔で無駄がなく、読みやすいか
  • 1枚の中に自分に関する情報が十分に盛り込まれているか。2枚作成する場合、豊富な経験を適切に記載できているか。
  • 希望するポジションに関連する経験やスキルが、審査官の目に留まりやすい形でアピールできているか。
  • 太字、斜体、大文字(CAPITAL LETTERS)を適切に活用し、重要な部分を強調できているか。
  • 文字効果を濫用しすぎていないか。
  • 余白(上下左右のマージン)や文中の空白がバランスよく配置されているか。
  • ヘッドハンターに送る場合を除いて雇用主に直接送付する場合、PDF形式で保存し、すっきりとした印象を与えられているか。
  • 少なくとも3人以上にレビューを依頼し、フィードバックを受けたか。

 

ここまで、英文レジュメの作成方法について詳しくチェックしてきました。

 

最後にサンプルレジュメを掲載しておきますので、

ぜひひな型として活用しながら練習し、より良いレジュメ作成にお役立てください。

 

また、専門家によるレジュメの添削が必要な方は、

ぜひワードバイス英文レジュメ校正サービスをご利用ください。

 

平均8年以上の校正経験を持つ専門のエディターが、

皆様のレジュメをより洗練されたものに仕上げるお手伝いをいたします。

 

詳しくは、ワードバイスの公式サイトをご覧ください。

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