海外大学・大学院入試向けCV作成のコツを教えます!①
こんにちは。英文校正ワードバイスです。
本日は海外大学・大学院入試向けCV作成のコツについての記事①です。
記事が長いので、2度に分けてお送りいたします!
CV(Curriculum Vitae)とレジュメの違いとは?
CVとレジュメのいずれにもの学問的な経歴を記しますが、レジュメはより専門的な業績や職業経歴を中心に記載します。一方、CVは学業成績を強調し、専門的な学歴とそれに関連する業績、受賞歴などをまとめた内容を記載します。大学の成績証明書、GREのスコア、personal statement(志望動機)も必要な場合もあり、大学院によっては、応募者にCVも提出が必要な場合があります。修士号または博士号出願のためのCVを作成方法と一般的な就職活動のためのCV作成ではその内容や記載方法が若干異なってきます。今回は大学・大学院入試向けCVの作成ポイントについて詳しくご説明します。ポイントとなる点をより詳しく見ていきましょう。
大学や大学院への入試にCVを提出する必要があるのか?
大学の入試専門家たちによると、大学院のプログラムでCVを提出する必要がないと明記されていても、文書をアップロードすることが許可されている場合は明らかに提出したほうがよいということです。 CVを作成しておく利点についてご説明します。
- 奨学金の申請—大学や大学の奨学金申請には、応募書類の記入に加え、CVを提出する必要があります。
- 助成金の提案—卒業プロジェクトに資金を拠出するための助成金を申請するとき、CVは助成金を授与した委員のメンバーへの信頼を得るためにとても必要なものになります。
- 大学での仕事–大学で授業を教えたり、大学の研究者を援助したり、パート・アルバイトの管理をしたい場合は、CVを提出する必要があります。
- 卒業後の求人への応募–学業就業中にCVを必要としなくても、卒業後は確実に履歴書関係の書類が必要になります。基本的なCVを作成しておき、学業中に達成した成果や情報を常に書き加えておくことをお勧めします。卒業間際で過去2〜3年の経験や成果を思い出しながら作成するよりも、直後に行ったことを常に書き留めていく方が、より具体的でリアルなCVに仕上げることができます。
personal statementsのように、CVはすべての大学院のプログラムで必要とされるわけではありませんが、可能な限り提出したほうがよいということを念頭においてください。 この場合のCVでも、基本的に通常のCVと同じ基本項目について記載します。自分を売り込むための絶好の機会だということを忘れないでください。
大学院教授や入学審査委員会はCVでどんな点を見るのか?
アメリカの大学院には入試関係の業務専門で行うAdmissions Committee(入学審査委員会)というものがあります。入学委員会や大学院教授は、提出されたCVから出願者のスキル、経験、資格がのその教授や大学院の専門プログラムに適しているかどうかという点を見て判断していきます。数千の出願者プロフィールをの中から、自分のCVを目立たせるためには、どうしたらよいでしょうか。次の点に注意してください。
- 学歴に焦点を当てる
大学院入試では専門的な学業成果を強調することが大切です。
研究に関連している場合、仕事への倫理とポリシーを交えどれだけの教育経験があるかということを中心に記載します。 - 応募する専門プログラムと分野にあなたのCVをマッチさせる
この専門の分野に関連するあなたの経験とスキルをできるだけ強調してください。 特に博士課程に応募している場合、理系分野では、授業や研究所でのあなたの経験についてより詳しく説明しましょう。 - 詳細の説明を加えながら説得力のある言葉を使用する
強力なフレーズと良い語彙は、学術的な言語能力の高さを示すだけでなく、読者の関心を引くものです。 動詞や表現を工夫することで具体的伝わります。例えば、「あなたは実験室で多くの時間を費やした」と、書くのではなく、「週2回のスライド解析をKunstler博士と共にどのように手助けしたか」というように具体的に説明をしてください。 - はっきりした構成で記入する
自分の知識やスキルを仕事や経験を通してどのように発展させたのか、
また、その好奇心や興味関心がどのように自分を突き動かしたのかについて、ある種のストーリー性を考えながら作成するのもよいでしょう。入学委員会は将来の学生の成長と今後を期待しているのです。 - ボランティア活動とインターンシップも重要!
課外のインターンシップやボランティア活動を通して、あなたがどんなことに興味を持っているかということを示すことができます。また、どれだけチームに貢献し、支援してきたかということもアピールすることができます。具体的にどんなことをしてきたのかをはっきし説明することで、入学審査委員会に自分を最大限理解してもらうための手助けとなります。そして、そこから結論に至るような流れにします。
記入必須項目とCV作成上のポイントについて
CVにどんなことを記載するか、その質や量については特に決まりはありません。
ですが、CVにはできるだけ出願者自身の興味や資格が明確に伝わるように記す必要があります。入学審査委員会が感銘を受けるCVを作成するために次回、各セッションに分けてお届けします。