医学論文のアブストラクト
Abstractは論文の顔として、論文投稿時のエディターや査読者への印象だけでなく、その後の読者の論文へのアクセス・引用数にも大きく影響する重要なセクションです。
多くの医学論文(social・behavioral・biological・clinical)ジャーナルでは、あらかじめ次の4つの項目(項目名は異なる場合あり)に内容を簡潔に分けられた、「構造化抄録」を指定しています。
- OBJECTIVE (Purpose; aim; goal): 研究目的や研究的疑問を述べる
- METHODS (Setting; study design; participants): 他の研究者が再現・評価できるように使用した方法とプロセスを記述
- RESULTS (Findings; outcomes): 重要な発見事項のまとめ
- CONCLUSIONS (Discussion; implications; further recommendations): 結果の解釈と応用に対する考察を要約し、後続研究を示唆
各項目には、研究のエッセンスのみを簡潔に記述することが求められます。
構造化抄録作成のガイドライン
- 総単語数: ~200-300 words (ジャーナルにより異なる)
- 内容: 本文の内容のみを要約したものとする (引用はしない)
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医学論文の抄録を書くときに使える便利なフレーズ・例文と気を付けたいポイントなど、ガイド記事全文は以下リンクをご参照ください。