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完璧な英語の推薦書のために日英翻訳サービスが必要な理由

アメリカの大学やアメリカの大学院や、英語圏の国に留学の準備をしている学生に推薦書(letter of recommendation)は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなどの大学院入学願書(graudate admission)と大学入学願書(college admission)関連書類の中でも最も重要な書類です。

 

学生が海外の大学に進学するために英語で推薦書を作成しなければならない先生や教授だけでなく、英語で推薦書を作成して欲しいと先生や教授にお願いしなければならない学生も悩んでしまいます。しかし、はたして推薦書を英語で書くのが一番いい方法なのでしょうか?

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実は推薦書は「母国語」で作成して「英文」に翻訳する方がもっとも効果的なのです。この記事では、その理由を知るために下記の内容を読んでみてください。

 

  1. 推薦書が重要な理由
  2. 推薦状の仕組み
  3. 推薦書のために日英翻訳サービスを利用するべき理由
  4. 翻訳した推薦書に英文校正サービスが必要な理由
  5. 翻訳と校正をOne-stopで行うワードバイスだけの特別な日英翻訳サービス

 

  1.     推薦書が重要な理由は何でしょうか。

 

英文の推薦書は、海外の大学や大学院に志願する際にほぼ全ての学校に提出する最も重要な文書のうちの一つです。推薦書は、実際に大学や大学院への合否を決定するための様々な書類の中でも重要な要素の一つです。特に大学では、学生の力量と社会性を評価するために推薦書の内容を重要に考えています。

 

  1.     推薦書の仕組みを調べてみましょう。

 

推薦書に必ず入っていなくてはいけない内容は何でしょうか。

 

実は、学生ごとに強調する内容は異なりますが、基本的に志望者の学業能力、ボランティアなどの課外活動、個人的な強みなどの紹介と、授業に最も一生懸命参加した学生であり、その大学に最もふさわしい人であるという主張をする点では、全ての推薦書が似た形式を持っていると言えます。

まずは、推薦をする人と学生との関係を正確に明示することが重要です。序論で推薦をする人の簡単な自己紹介と、学生との関係を紹介してください。そして本論では、推薦に至った経緯と、推薦理由を学生の具体的な長所と、それを裏付ける事例およびエピソードを通して学生の性格と能力に対する証拠提示をします。最後に、学生が志望する大学と希望の学科について具体的に述べながら、学生が学校と希望の学科にふさわしい人であることをもう一度強調して、入学後の学校に役立てることができるのかを記します。

英文で書く推薦書の詳細については、ワードバイスのリソースをご確認ください。

 

  1.     推薦書のために日英翻訳サービスを利用するべき理由

 

もちろん推薦する方が英語で推薦書を作成しても良いのですが、なぜ最初は日本語で作成した方が良いのでしょうか?まず日本語で作成をした方が、日本語が母国語である推薦者が、より確実に、効果的に学生の長所を伝えることができるからです。

 

英語が母国語でない推薦者が英語で学生の長所を書こうとすると、どうしても簡単で普遍的な英単語になってしまい、学生だけの独特な長所が普遍的な性格の一部として解釈されてしまう可能性が高いです。特に、推薦者が学生を説明するための多様な誉め言葉や具体的な表現が、第2外国語で作成する段階で消えていき、学生の長所をアピールしなければならない推薦書の最も大きな目的を果たせない可能性が高くなるからです。 また、英語で書いていくと、正確な意味の伝達が難しくなり、推薦者が強調しようとする部分がうまく表現できないこともあります。

 

何より、日本の文化の中で長所だと思っていた部分が、英語に直訳した時ネイティブの入学審査官にとってはぎこちないだけでなく、間違った表現方法として伝わり、長所ではなく短所に聞こえる危険性も無視できません。ですから、専門の翻訳家の自然な翻訳が大事なのです。

 

  1.     翻訳した推薦書に英文校正サービスが必要な理由

 

しかし、推薦書を日本語で作成して翻訳することに決めた学生でさえ、一般的な翻訳サービスを利用してがっかりすることが多いでしょう。なぜなら、ほとんどの翻訳サービスが直訳を元に英語に翻訳された時、相変らずぎこちなさが残るからです。

 

日英翻訳サービスと共にネイティブ校正者の校正サービスまで受けられるとしたら、どのようなメリットがあるでしょうか?

 

まず日英翻訳の翻訳者の文体を活かす校正をするので、志願書が代理で作成されたものではないと証明しやすくなります。なぜならば、推薦書全体の文体の一貫性を持って校正することができるためです。また、校正者は文章のミスを見つけるだけでなく、推薦書の全般的な構造を確認します。推薦書の校正経験が豊富な、入試関連専門のネイティブ校正者なら、推薦書の基本的な構造と必須項目をよく把握しており、推薦書の足りない部分を見つけることも、間違いを見つけることもできます。また、ぎこちのない文章や、英語圏であまり使われない表現や推薦書で避けるべき内容を修正します。そうすることで、全般的に推薦書は簡潔で効果的ながらも強力な説得力を持つのです。

 

  1.     翻訳と校正をOne-stopで行うワードバイスだけの特別な日英翻訳サービス

 

ワードバイスは、日本語で作成された推薦書を、第一段階として海外有数の大学を卒業した専門翻訳者が、推薦書の意味と目的を考慮した上で丁寧に翻訳します。第二段階として、修士号・博士号と持つ大学入学関連の専門ネイティブ校正者に翻訳本の英文校正サービスを行います。

 

特に、何人かの教授から書いていただいた推薦書の日英翻訳サービスが必要でしたら、ワードバイスでは各推薦書が代理で作成されたものではないことを印象付けるために、別々の翻訳者や校正者が翻訳・校正を行うことで、同じような文体にならないようにすることができます。

ワードバイスならではの日英翻訳と英文校正を同時に受けることのできるプレミアム日英翻訳サービスは、完璧な推薦書を提出するために特化された専門サービスです。

 

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推薦書についてもっと情報が必要な方は、ワードバイスの推薦書関連情報を参照ください。

 

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海外大学・大学院出願用エッセイの書き方 – 9つのポイント

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

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海外大学・大学院・MBAなど英文エッセイでの選考が行われる学校への出願を控えている皆さんは、何から対策すればいいのか不安でいっぱいな方もおられるかと思います。エッセイはTOEFLGREテストのようにスコアで実力を測ることが難しいため、トレーニングも極端に自己流になってしまったり、またほとんど「コピペ」で完成させてしまったり、また最初から書き上げるのは諦めてリライトの形で業者に任せてしまったりなど、正しい対策ができずに出願してしまっている受験生も少なくありません。

本日はそのようなアドミッションエッセイを作成する上で、ごく基礎的かつ重要な心構えを解説していきます。小論文ともレジュメとも異なる、アドミッションエッセイに必要な以下9つのポイントを押さえて、合格に向けたしっかりとしたエッセイ対策を始めていきましょう。

アドミッションエッセイに重要なポイント

1. 斬新さを意識すること

エッセイは面接の代わりに自分を表現するための絶好の機会です。審査員はありがちな内容を求めていません。自分の個性と共に、「なぜその学校に入学しなければならないのか」大学を説得するように作成していきましょう。

2. 文章の流れを意識すること

英語に慣れない受験生が意外に見落としてしまっているポイントです。文章や段落がなめらかに繋がっていない文章は読みづらく、文意が伝わりにくくなってしまいますね。適切な接続詞の使用や文章構成を意識して、誰が読んでも分かりやすく頭に入ってきやすい文章を目指しましょう。

3. 箇条書きのように事実を列挙しない

これも当社で添削を手掛けきたアドミッションエッセイに良く見られる誤りと言えます。学歴や職歴は同時に提出しているレジュメから既に分かっていることです。またいくら大学のミッションを理解していることをアピールするためとは言っても、大学のウェブサイトに載っていることをエッセイで繰り返すのはワード数の無駄で、審査委員会への訴求力にも欠けます。エッセイはあなたのアピールポイントを「語る」ためにあるもので、メモ書きではありません。具体的な描写や実例を多用し、あなたのこと知らない審査員が読んでもあなたの人物像が目に浮かぶようなエッセイにしましょう。

4. 英語の単純ミスは厳禁

英米の特にアカデミアでは、ノンネイティブが想像する以上に英語のミスに敏感です。あなたが書いているのはたった一度しか提出できない出願エッセイであり、練習用の英作文ではありません。一度提出してしまったエッセイは、どんな理由があっても書き直すことはできません。入学審査員に対して正しい英文法・文体で執筆されたエッセイを提出するということは受験生に求められる最低限の態度であり、留学生なのだから少々のミスは許される、という考え方は名門大学には通用しません。できれば英語ネイティブやライティングに関する意識の高い人物に添削を頼み、ケアレスミスがないか入念にチェックを重ねましょう。

5. 質問の意図を正確に把握すること

エッセイを書き始める前に最も重要なのは、Promptで問われている内容とその意図を正確に把握することです。なぜこの専攻を選んだのか?という質問に対して、ついつい感情的になって感動的なストーリーを書き上げようとする人がいます。そのストーリーが本当に専攻と関連を持っていて、論理的であれば構いませんが、感情に流されているだけの場合は主題の選択を誤っています。

6. 読み手を意識すること

読者は自分ではなく入学審査員です。書いた本人は理解できても、他人が読んだ時に何を言っているか分からないのでは意味がありません。独りよがりにならず、読み手が求める内容の選択、読み手を配慮した構成を意識して作成しましょう。プロの校正者や担当教師、友人など第三者のチェックが必要なのもこのような理由からです。

7. 価値観のバランスを考えること

ただ強い主張があれば良いというものではありません。ある意見を提示したら、それに対する反対意見についても考察することで深い学識と洞察力をアピールすることができます。仮に確固たる意見がある場合も、ある基準を持って二つを比較し、理由を適切に説明することでよりロジカルな文章になります。

8. 見直し-書き直しを繰り返すこと

一つのエッセイを書き上げる過程には終わりがありません。推敲を重ね、最後の一字まで過不足のない誰もが感嘆するようなエッセイに仕上げましょう。

9. 時間に十分な余裕を持つこと

実際、大学への提出の数日前になって慌てて当社ワードバイスに当日添削を依頼するお客さまが非常に多いのは事実です。しかし、本来アドミッションのためのエッセイは、8番で述べたように、書いては見直しての繰り返しを重ねて内容が練り上げられていく過程が不可欠です。そしてこの作業は少なくとも1か月の余裕を要します。エッセイの完成度は執筆に費やした時間に比例すると覚えておきましょう。

 

以上の心構えを意識し、スムーズなエッセイ完成を目指しましょう。